マネジメント

マネジメントに役立つ資格5選!取得した資格を実務に活かす方法も紹介

コロナ禍による業績不振、先行きの見えない状況で、これまで以上にマネジメント力が求められています。
しかし、一口に「マネジメント」と言われても、一体、どんな力を身につければいいかわかりません。

この記事では、組織の成果を左右するマネジメント能力を具現化させる「資格」について詳しく解説していきます。

マネジメントはどのようなスキルが求められる?

そもそもマネジメントとは、どのような定義があるのでしょうか?ここでは、マネジメントの定義とマネジメントに求められるスキルについて解説します。

マネジメントの定義

マネジメントはアメリカの経営学者P・F・ドラッカーが提唱した概念です。

「組織に成果を生み出すための道具、機能、機関」と定義しており、ビジネスシーンにおけるマネジメントは、「ヒト」、「モノ」、「カネ」の3つの対象に限定されています

マネジメントに求められるスキル

マネジメントに求められるスキルは、主に「分析力」、「管理能力」、「コミュニケーション能力」、「リーダーシップ」の4つです。それぞれの細かいポイントを紹介します。

分析力

マネジメントを行う上でまず求められるのは、業務上の問題点や課題を把握する力です。

なぜなら、解決すべき課題が正確に見極められないと、どんなアクションが効果的な対策になるかわからないからです。
したがって、マネージャーは客観的なデータから課題を正しく抽出し、分析する力が求められます。

管理能力

課題解決するには、プロジェクトを完遂する能力が求められます。具体的なアクションプランの策定や人員配置、スケジュール管理や進捗管理などを行っていかなければなりません。
予定通りに進まないときは、必要に応じて軌道修正しながら、プロジェクトを管理していきます。

コミュニケーション能力

プロジェクトは、チームで行っていくものなので、当然、チームのメンバーとのコミュニケーションが物を言うようになります。それぞれが自ら課題を解決し、業務で自分自身の力を発揮するためのサポートを行います。

そのために日頃からメンバーとのコミュニケーションを図り、相手の考え方や価値観を共有したり、信頼関係を築いたりしなければならないのです。

リーダーシップ

プロジェクトを達成するためには、チームのメンバーを引率する「リーダーシップ」が求められます。マネジメントでは一定の方針や計画を立て、それを達成するためにメンバーに対して指示を出さなければなりません。

さらに部署や立場の違いによって意見がまとまらない場合、組織や部署としての意思決定を下す必要があるのです。
明確な意思決定をするために、現場をまとめあげるリーダーシップが求められるのです。

マネジメントの資格の必要性

課題の解決や目標達成のためにプロジェクトを引率したり、メンバーとのコミュニケーション能力が求められたりと、さまざまな能力を必要とするマネジメント。そんな多彩な能力を必要とするマネジメントは「資格」が必要なのでしょうか?

結論から言えば、マネジメントを行うのに必要な資格はありません
しかし、マネジメントにはリーダーシップや判断力が求められるので、リーダーとして必要とされる能力や知識があることは事実です。

部下やチームのメンバーに「この人についていきたい」と思ってもらうためには、それなりの能力を示さなければならないでしょう。以上の理由から、資格を持っていると有利になる可能性があります。

なぜなら資格を持っていれば、公に能力や知識をもっていることが証明されていることを意味するからです。周りには資格をもっているというだけで、「専門家」のような印象を与えるでしょう。資格を持っている人だけが行える業務も事実上、存在します。

マネジメントの資格によって得られるメリット

マネジメントを行う上で資格は必要ありませんが、資格を持っていることで多くの恩恵が受けられます。
ここでは具体的に、マネジメントに関する資格を持っていることで得られるメリットについてまとめます。

収入が上がる

単純に、その資格を持っているだけで資格手当の対象となり、収入が上がる場合があります。
また、その資格を持っているから任されるという業務もあるので、直接的にキャリアアップや収入アップにつながるのです。さらに人事評価においてプラスの印象を与えることもあります。

マネジメントは評価がされにくい性質があるので、資格といったお墨付きがあれば、評価が見えやすくなるでしょう。

モチベーションアップ

マネジメントは、ビジネスの現場にて磨かれるスキルが多いです。言い換えると、マネジメントスキルは自分の成長の様子が見えにくいとも言えます。
そこでマネジメントの資格を取ることで、成長した足跡が掴みやすく、その後のモチベーションアップにもつながるのです。

スキルの習得はもちろん、モチベーションを保つために資格は必要となってきます。

新たなネットワークが生まれる

多くの企業のリーダーがマネジメントの資格習得を目指しています。社内外で同じ資格を目指す仲間を作ることで、優秀な人材のネットワーク形成が期待できます

とりわけ、社外で学びの仲間を増やすことは、さらに広い人脈ネットワークを築くことができたり、外部人材との交流で資格以外の部分での成長が得られたりします。
また、外注先の新規開拓など、会社側のメリットもあります。

ポータブルスキルの取得

「ポータブルスキル」とは、職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキルのことです。

マネジメントの資格を得ることは、ポータブルスキルの取得も意味します。とりわけ、プロジェクトマネジメントに関する資格は、プロジェクトを進行する際に必要となる知識や技術を習得できるので、キャリアアップのための転職においても、自己をアピールできるポイントになります。

セカンドキャリアに役立つ

今や「第二の人生における職業」といわれるセカンドキャリアが、当たり前の時代となりました。長期にわたってのキャリアビジョンをイメージした時、マネジメント資格を取得することは大きな恩恵をもたらします。
経営者視点での実務実践の経験に加え、資格の裏付けが長期キャリア形成後のセカンドキャリア形成へと移行が進めやすくなるのです。

マネジメントに役立つ資格

マネジメントを目指すリーダーは、資格習得によるメリットが多岐にわたることがわかりました。
では実際に、マネジメントに関する資格は、どんなものがあるのでしょうか?ここでは、実際に行われている資格検定について紹介していきます。

ビジネスマネージメント資格検定

日本生活環境支援協会「JLESA」が主催する資格検定です。社会人のみならず、リーダーであれば必ず知っておきたいwin-winの関係や自立するための心理トレーニング方法、人間関係を良好に保つ方法などの各種メンタル心理トレーニング法を、身につけるための資格試験です。

資格試験内容

「心理トレーニング」、「アイスブレイク研修」、「カリスマ型」、「管理型」、「協調型」、「NLP」、「認知科学を活用した社員教育」に関する問題が出題されます。

受験資格特になし
受験料10,000円(税込)
受験方法在宅受験
合格基準70%以上の評価

ビジネスマネジャー検定

東京商工会議所が主催する資格試験。マネジャーとして活躍が期待されるビジネスパーソンに対し、その土台づくりのサポートを目的とします。マネジメントにおける重要な基礎知識を効率的に習得することができます。

資格試験内容

公式テキストの基礎知識とそれを理解した上での応用力が問われます。最近の時事問題からも出題する場合があり、試験方式は、「IBT」と「CBT」の二種類から選べます。

IBT方式

  • 試験形式・時間:多肢選択式・90分

  • 受験場所:自宅や会社等受験料 7,700円

  • 受験資格:学歴・年齢・性別・国籍による制限なし

  • 合格基準:100点満点とし、70点以上

CBT方式

  • 試験形式・時間:多肢選択式・90分

  • 受験場所:全国各地のテストセンター

  • 受験料:7,700円+CBT利用料2,200円(税込)

  • 受験資格:学歴・年齢・性別・国籍による制限なし

  • 合格基準:100点満点とし、70点以上

メンタルヘルス・マネジメント検定

大阪商工会議所、施行商工会議所が主催、日本商工会議所が後援の資格試験。働く人たちの心の不調の未然防止と活力ある職場づくりを目的としています。

資格試験内容

メンタルヘルス・マネジメント検定試験は、「公開試験」(統一試験日に全国15都市で実施)と「団体特別試験」(企業等が任意に試験の日時・場所を設定し実施)の2種類の受験方法があります。

受験料
Ⅰ種(マスターコース)
人事労務管理スタッフ、経営幹部対象
11,550円
Ⅱ種(ラインケアコース)
管理監督者、管理職対象
7,480円
Ⅲ種(セルフケアコース)
一般社員対象
5,280円

プロジェクトマネージャー試験

プロジェクトマネージャー試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施している、国家資格の一つ。対象は、プロジェクトの責任者として現場を統括し、計画、実行、管理する人です。

資格試験内容

プロジェクトマネージャー試験は4部構成になっており、午前Ⅰ・Ⅱは、多肢選択式(四肢択一)で出題、午後Ⅰは記述式、午後Ⅱは論述式で出題されます。

受験資格年齢や知識の制限なし
合格基準午前Ⅰ・Ⅱの多肢選択式テスト 100点満点中60点以上
難易度情報処理技術者試験の中で最高難易度のレベル4

ビジネス・キャリア検定

厚生労働省が後援する資格試験。厚生労働省が定める職業能力評価基準に準拠しています。8分野44試験から自分の職種に合った受験が可能となっています。

資格試験内容

職務を遂行する上で必要となる専門知識の習得と実務能力の評価を行うことを目的とした試験です。「人事・人材開発」と「労務管理」、「営業」と「マーケティング」などの知識が得られます。

試験日試験は原則年2回(1級及びBASIC級は年1回)、10月と2月に実施。
受験料1級 11,000円、2級 7,700円、3級 6,200円、BASIC級 3,300円
試験会場一般会場 各都道府県
認定施設自施設における試験実施

取得した資格を実務に活かすには

マネジメントに必要な能力やマネジメント力を上げる資格について、紹介してきました。しかし、実際にマネジメントの資格を取ったにもかかわらず、宝の持ち腐れとなっては元も子もありません。
資格習得後にマネジメント能力を発揮するには、どんなことを意識していけばいいのでしょうか

ここでは、マネジメントの資格を業務に活かすためのポイントについて解説します。

マネジメントに必要な知識を明確にする

マネジメントは総合的、多面的にアプローチしていくものなので、周囲の評価が見えにくいものです。そのような理由から、マネジメントに必要な知識を「見える化」していきます。

「見える化」することで、自分の業務に必要な知識が明確になり、アクションが起こしやすくなるからです。どんな資格であれば活かすことができるかをしっかりと考え、資格を選定していきます。
これにより、どの知識を実際のマネジメント業務に活かせるのかが把握でき、スキルを実際の業務に落とし込むことができるでしょう。

周囲に資格取得者であることを認知させる

マネジメントの資格を保有していることを、周囲に認知させることで、アピール力を上げることができます。名刺に記載したり、自社のホームページなどで資格を保有していることを公表したりします。

また、社内だけでなく社外にも資格の保有をアピールすることも有効です。取引企業などから、一定の信頼を得ることができるからです。本人に資格を持っていることを意識させることで、仕事への責任感と高い意識を植え付けることができます。

まとめ

マネジメントの資格について解説してきました。企業におけるマネジメントの重要性が盛んに叫ばれていますが、実際、どれだけの人がマネジメントの重要性を実感しているでしょうか?

実感できない理由は、「どこからどこまでがマネジメントなのかがわからない」ことにあります。これを解決する手は、「資格」にあります。「資格」という「お墨付き」があることで、実践に落とし込めるからです。
資格が仕事をするわけではありませんが、資格を持っている人の発言と、そうでない人の発言は雲泥の差となるのです。

マネジメントDX 編集部

マネジメントDX 編集部

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