ウィル・マネジメント

ウィルマネジメントとは

ウィルマネジメントとは、働く一人ひとりの意志(価値観)に目を向け、それらの実現に向けて、企業のベクトルと個人のベクトルを擦り合わせながら取り組んでいくマネジメントを指します。
人は、誰しもが自分の意志(価値観)を持ち、それに沿って生きることを望んでいます。なぜなら、それが本人にとっての幸せであるからです。しかし、企業の中では、働く人の意志よりも、企業の論理が優先されることが多々あります。実際に、企業の論理で働けば働くほど、個人の幸せから遠のいてしまうという印象を持っている人も多いでしょう。

企業を成長させるのは、志の高い人・情熱のある人(ホットウィラー)です。彼らは意志を持って組織の中に存在し、物事に対して受け身になるのではなく、より良くしていこうと行動していくことができます。
ホットウィラーまでいかずとも、隠れた志や情熱を持っている人は組織内にたくさんいるはずです。そういった人たちを見出し、育んでいくことが、働く人の幸せと組織の持続的な発展につながっていくのです。

ウィルマネジメント7つのポイント

ウィル・マネジメントは、「Humanity(尊厳)」、「Honest(正直さ)」、「Hospitality(思いやり)」、「Humor(ユーモア)」、「Health(心身の健康)」、「Hard(一生懸命)」、「History(歴史)」、の7つがポイントになります。

Humanity(尊厳)

まず最初に挙げられるのが、Humanity(尊厳)です。働く人は、会社の駒でも牌でもありません。一人一人の意志・価値観を持った人間として、受け入れられるべきものです。また、誰しもが人として受け入れられることを深く望んでいます。だからこそ、一人一人の意志・価値観を知り、受け入れ、それを仕事の中で表現できるよう、実現できるように、話し合える関係を築きます。

Honest(正直さ)、Hospitality(思いやり)、Humor(ユーモア)

次に、Honest(正直さ)、Hospitality(思いやり)、Humor(ユーモア)の3つの要素です。この3つの要素は互いに影響し合いながら存在しています。
意志・価値観を実現するには、様々な仕事に挑戦し、その結果や現実をあるがまま見て、話し合うHonest(正直さ)が必要です。完璧な人はいません。意志・価値観に沿った行動ができることもあれば、そうでないこともあります。都合の悪い現実から目をそむけたり、自分をごまかしたくなることもあるでしょう。だからこそ、あるがままの現実を見て、自身の課題を正しく認識し、取り組むことが大切です。

現実をあるがまま見ることは大切です。しかし、うまくいかないことや都合の悪い現実を突きつけられた時に、人は嫌な気持ちになります。避けたい気持ちになります。だからこそ、Hospitality(思いやり)、Humor(ユーモア)を持って接することが必要です。「止むを得ない事情があったのだろう」「その人なりに最善を尽くした結果なのだろう」と捉え、その人に寄り添い、励ますこと。これがHospitality(思いやり)です。また、起こった出来事をネガティブに捉えず、Humor(ユーモア)を交えて、前向きに明るく捉える。このような関わりが、働く人一人一人の意志・価値観をより大きく豊なものに育んでいくことにつながります。

Health(心身の健康)、Hard(一生懸命)、History(歴史)

そして、Health(心身の健康)、Hard(一生懸命)、History(歴史)の3つの要素につながっていきます。人は自身が受け入れられていると感じ、仕事において様々な出来事が起こる中で、あるがままの現実を受け止めながら、自身の意志・価値観に向けて、前向きに仕事をしていくことができているならば、Health(心身の健康)、特に精神的に健全でいることができます。

また、人への尊厳を持っていれば、身体的な健康にも配慮してマネジメントすることは当然のことです。心身が健康であれば、自身の意志・価値観の実現に向けて、Hard(一生懸命)にチャレンジすることができます。そうすることで、簡単ではない、意志・価値観の実現(=理想)に向けて、突き進むことができます。
これは使命感を持って活動している(自走している)状態ともいえるでしょう。そうやって、価値観に沿った取り組みと時間の積み重ね(歴史を歩むこと)により、真に豊かな人生を歩むことにつながっていきます。

このように、7つのポイントを押さえながら、意志・価値観を軸にしたマネジメントをすることで、一人ひとりが自分の意志・価値観を追求すべく自走し、それが組織の持続的な活力になります。

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