教育

新人教育用カリキュラムの内容と作成のポイントを徹底解説!

「人材は“宝”」という言葉があるように、会社の将来を担う新人を教育することは、非常に重要な業務のひとつ
大きな希望と不安を抱えて入社する新入社員にとっても、社会人としての成長機会ですし、企業側も効果的な成長を促すために最適なカリキュラムを用意したいところでしょう。

そこで、新人教育用カリキュラムを作成する目的を整理しつつ、取り込むべき内容や作成する際のポイントを紹介していきます。

新人教育用カリキュラムを作成する目的

結論から言うと、新人研修カリキュラムを作成する目的は、「研修を成功させること」、「一貫性のある教育を行うこと」の2つです。

新入社員研修は、これから会社で活躍してもらう新人に対して、社会人としての必須スキルや、業務内容を理解してもらうための、重要な取り組みです。
しかし、教育を上司ごとに一任してしまうと、内容や方針にブレが生じてしまい、本来目指すべき一貫性のある教育はできません
あらかじめカリキュラムを作成して教育方法を定めておくことで、新人が即戦力レベルになるまで効率良く育成することが可能になります。

また、経営者や講師陣と研修内容を共有する際にも、作成したカリキュラムが役立ちます。

新人教育用カリキュラムに組み込みたい内容

新人教育用カリキュラムを作成する目的は分かりましたが、実際にどんな内容を実施すればいいのでしょうか。

おそらく教育担当者がもっとも頭を悩ませるであろう、カリキュラムの具体的な内容について、組み込みたい基本的なものをいくつか紹介していきます。

01. ビジネスマナー研修

社会人として最低限求められるビジネスマナーを身に付けるための研修です。
具体的な項目は以下の通りです。

  • 身だしなみ
  • 挨拶の仕方
  • 言葉遣い
  • 名刺交換の方法
  • 電話対応
  • メールの書き方
  • 報連相

このように、企業の内外の人と接する際に必要な、基本的なマナーを学んでいきます。
また、最近はリモートワークやビデオ会議を行う機会も増えているため、オンラインでのコミュニケーションやプレゼン方法をカリキュラムに盛り込むのもよいでしょう。

02. マインドセット研修

マインドセットとは、経験や先入観、生まれた時代背景などから形成される、思考・行動パターンや固定概念のこと。
新人教育においては、社会人としての必要な意識の切り替えを促すための研修のことを指します。

社会人としての自覚を持ってもらうための研修なので、重要度ではビジネスマナーの基本と同等か、それ以上ともいえる大切な項目です。

03. コミュニケーション研修

ビジネスチャットツールを筆頭に連絡手段は日々多様化しているものの、仕事をする上で、コミュニケーションスキルは必須
上司や同僚、クライアントなどと円滑なコミュニケーションが取れていないと、作業効率が下がってしまったり、人間関係がうまくいかず早期退職を招いたりする可能性もあります。

コミュニケーション研修では、必要とされるコミュニケーションの重要性を認識し、先輩や上司との関係を円滑にするためのスキルを身につけていきます。

04. 事業内容の理解

社会人としての基礎だけでなく、入社した企業や事業内容についての理解を深めることも重要です。

特に入社当初の新人はわからないことだらけなので、事業の全体像を把握してもらうために、自社の商品・サービスについて詳しく説明する機会を設けるとよいでしょう。

05. チームビルディング

チームビルディングとは、社員それぞれが個性や能力を発揮しながら、目標達成のために一丸となってゴールを目指す取り組みのこと。
研修方法も企業によってさまざまで、スポーツ大会やワークショップなどの定番のものから、暗闇研修やサバイバル研修といったユニークなものまで多種多様です。

チームとしてどのように動くべきかを体験しながら学ぶことで、自然とコミュニケーションが活性化していき、一体感のある組織へと成長していきます。

06. 基本的なOAスキル

OAスキルのOAとは、「Office Automation(オフィス・オートメーション)」の略で、業務を自動化、情報化するスキルという意味。
部署や業務によって使う頻度は異なるものの、WordやExcelといった業務上使用する機会が多いツールの基本は、学んでおいて決して損ではありません。

会議用資料やプレゼン資料の作成に役立ちますし、近年利用頻度が増えているGoogleスプレッドシートもExcelとほとんど操作感は変わらないので、新人の段階でスキルを身につけておくとよいでしょう。

新人教育用カリキュラムを作成する際のポイント

より効率的かつ効果的な新人研修を行うためには、カリキュラムの実施だけでなく、事前準備の段階から計画的に進めていく必要があります
ここでは、カリキュラムを作成する際にこれだけは抑えておきたいポイントをピックアップしましたので、順番に見ていきましょう。

01. 目標とゴールの設定

まず具体的なカリキュラム内容を決める前に、目標とゴールの設定を行いましょう。

この部分が明確になっていないと、軸がブレて中途半端な研修に終わってしまう可能性があります
より意味のある研修にするためにも、最終的にどんな社員になってほしいのか、どんなスキルを習得してほしいのかというゴールを決めましょう。

ゴールを決めたら、そこから逆算して研修期間やスケジュールを設定していきます。

02. 現場状況の把握

カリキュラムの作成にあたり、実際に職場の社員からヒアリングを行って、必要な知識を洗い出し、新人に身につけてもらいたいスキルをリストアップしておくと良いでしょう。
研修終了後は、配属先の即戦力として働いてもらうことになるため、マインドセットやビジネスマナーといった基本はもちろんのこと、より実践で使える研修内容にしていくことができます。

匿名でアンケートを実施すれば、口頭ではなかなか言いにくい改善点を聞けるかもしれません。

03. 実施期間の設定

次に実施期間を設定していきますが、企業の研修内容や教育方法によって最適な時期が異なります
2日〜数週間の短期集中型で研修を行う企業もあれば、実務を通して学ぶOJT研修では、入社後3ヶ月〜1年ほどかけるのが一般的です。

段取りがスムーズに行くよう、「入社前教育」、「初期研修」、「部門OJT」の3段階に分けて設計し、期間に余裕を持って育成していくのが良いでしょう。

04. カリキュラムの作成

新人研修の内容と期間を決めたら、いよいよ実際にカリキュラムを作成していきます。
上記で解説したビジネスマナーやマインドセット、コミュニケーションスキルといった内容を盛り込んでいきますが、その際は新入社員の立場になって学びやすい順に進めていきましょう

また、新入社員研修は毎年行われるものなので、実施後の振り返りも大切です。
研修後のアンケートで意見をまとめて分析し、共通部分はテンプレート化させることで、次年度の研修にも役立てることができます。

まとめ

今回は、新人教育用カリキュラムに必要な内容や資料作成時のポイントを解説してきました。
新人研修は、これから企業の大きな力をとなる人材の土台作りの場であり、教育担当者は、新人が早く馴染めるよう、しっかりサポートする必要があります。
そのためには、十分な時間を使って準備を進めていき、新入社員にとって最適な教育カリキュラムを作成していきましょう。

早く慣れてほしい気持ちや、即戦力になってほしい思いで力が入ってしまうかもしれませんが、内容は詰め込みすぎず、研修後も活用できるようなわかりやすい資料にすることが大切です。

マネジメントDX 編集部

マネジメントDX 編集部

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